東堀切ゴルフクラブ

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第2回 流行 ~はやり~
2006.07.08
写真は 1971 年の日本シリーズを制した尾崎将司、プロ入り翌年の 24 歳の時である。
豪快なショットと今までにない派手なファッションはニューヒーローを一層印象的なものにした。デビュー間もない頃からスターとして多くのファンを魅了し、プロ野球選手(元西鉄ライオンズ・現西武)からプロゴルファーへ転身した異色な存在であった。この頃、尾崎はストライプのズボンをよくはいていた。
報知新聞社「GOLF」より
尾崎には、柄物もストライプも何でもこなしてしまうそんな不思議な魅力があった。
米国ではミラクルジョニーと言われたジョニー・ミラー(現在トーナメント解説者)もストライプ姿で活躍していた。スター選手のファッションは何かとアマチュアに与える影響が大きいが、当時のアマチュアがこぞってそうしていたかは定かではない。
シックな服装でプレーするアマチュアとは対照的な尾崎ファッションであった。
第6回世界アマへ準備OK!
左から森河、中部銀次郎、岡橋キャプテン、山田、前田選手。報知新聞社「GOLF」より
日本アマチュア選手権や日本オープンに出場するトップアマチュアは、強い人ほど紺や黒のズボンに白いシャツが多かった時代である。それはともかくとして私の印象ではストライプや柄物が当時の流行だったと記憶している。自由な気質の米国ツアーのファッションの流れである。

しかし、昔の雑誌を見てみると意外やストライプは他のプロ達の間ではそう多くはなかった。流行と言えども、ファッションはその人の雰囲気や体型によるところが大きいので一定の傾向を持つ人達には支持され紙面を飾っていた。
第73回全米オープン ジョニー・ミラー脅威の逆転優勝 「月刊PARGOLF」より
日本のゴルフは当初は英国の影響をもろに受け継ぎアマチュアはシックに、しかしプロはトーナメントが盛んになる1970年代以降、米国ツアーの影響を受け、ショーマンシップを発揮するようになった。
ゴルフが大衆化して 30余年アマチュアゴルファーの楽しみ方はプレーだけではなく、着る楽しみもできた。憧れのプレーヤーのファッションもスイングも取り入れて楽しむゴルファーが多くなってきていることは素晴らしい。
次回更新予定:2006年7月15日

第1回 桝井映里ご挨拶 2006.07.01
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