シドニーの次は長崎へとここのところ旅行続きになってしまったが、先週の土日に長崎に一泊二日のゴルフ旅行に出かけた。 一緒に行ったのは、このコラムで以前ご紹介したボナリ高原に行ったゴルフ仲間14名である。初日はパサージュ琴海アイランドGC、二日目はハウステンボスCCだった。
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大村湾をバックにハウステンボスCCにて(筆者は右から二人目) |
パサージュ琴海は以前トーナメント会場探しにスタッフと訪れた思い出のあるコースである。空と海の青さ、浮かぶ島々が絵葉書のように美しかった。
あれから10年、思いがかなって来たものの生憎の曇り空で感動するような景色を見ることは出来なかった。晴れた空がないと海の青さは出てこない。よさそうな景色はみな墨絵の世界だった。景色抜群のパサージュ琴海を薦めた私にとってはみんなに申し訳ない思いで本当に残念だったが、天候ばかりはどうしようもない。
しかし、みんなゴルフに夢中だったのか、誰一人それをぼやく人がいなかったのがせめてもの救いだった。その分、夜は宿泊したハウステンボスの花火とイルミネィションを楽しんだ。
二日目は天候に恵まれほっとした。
ハウステンボスCCは、リゾート施設のコースなのでイージーなのかと高をくくっていたが、ジャックニクラウスの設計と聞いて興味が高まった。なかなか戦略性の高い面白いコースだった。距離のある谷越えのティーショットやコースに沿った大きな池はプレーヤーを悩ませ緊張させた。弱気になれば負けるし、攻めればご褒美もあるという設計で、自分の技量に合わせた攻め方を考えさせてくれるコースである。
今回の長崎ツアーはゴルフを堪能したと言うより、ゴルフを冠にみんなで楽しみを共有したという感じだった。元高校ゴルフ部の仲間が主体になって続いているこの会、その後新たに加わった若い人もいるが、ゴルフ歴40年を越えた私たち古株は、心置きなく一緒に過ごせる仲間がいることの幸せをあらためて感じた旅行だった。大村湾の夕陽を見ながらの夕食会を終え空港に向った。
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